大学生はMacとWindowsどっち?大学の公式案内からわかる失敗しない選び方

大学生のパソコン Mac?Windows?大学の公式案内で徹底比較 大学生向けガジェット

「大学に入るけど、パソコンはMacとWindowsどっちがいいの?」と迷っている人は多いと思います。SNSでは「大学ではMacだと厳しい」という声もあれば、「Macで全然困らない」という声もあって、どれを信じればいいのかわかりにくいですよね。

私自身、SNSで「Macだと厳しい」という話を見て、Windowsのレッツノートを選びました。ただ、それが本当なのか気になったので、この記事では大学が公式に出している案内をもとに、MacとWindowsのどちらを選べばいいのかをできるだけわかりやすくまとめます。

結論:まずは自分の大学・学部の「推奨OS」を確認するのが最優先です。同じ大学でも学部によって「Windows必須」「どちらでもOK」と分かれていることがあります。指定がない場合、Windows専用のソフトを使う可能性がある理工系・情報系の人はWindowsが無難、文系などで特に指定がなくiPhoneとの連携を重視する人はMacでも困りにくい、というのが公式の案内から見えてくる答えです。

まず確認:大学の公式の案内はこうなっている

いくつかの大学が新入生向けに出しているパソコンの案内を調べました。大学・学部によって、OSの扱いはかなり違います。

大学・学部OSについての公式の案内(要約)
明治大学 理工学部授業・実習でWindowsでしか動かないソフトがあるため、Windowsを推奨。履修登録システムはmacOSがサポート対象外
名城大学 情報工学部WindowsでもMacでもレポート作成やプログラミングは可能。ただし一部の実験・演習でWindows専用ソフトを使う。逆にMacが前提の授業もある
信州大学 理学部MacでもOfficeなどはほぼWindowsと同じように使える。ただし地球学コースの一部授業はWindows専用ソフトを使う
関西大学ビジネスデータサイエンス学部はWindows 11以降のみ可(macOSは不可)。システム理工学部はWindows推奨でmacOSは推奨しない。外国語学部・化学生命工学部はどちらでもよい
大阪工業大学全学部共通でWindows 11の機種を用意するよう案内。工学部の多くの学科や情報科学部はMac不可。一方、ロボティクス&デザイン工学部の一部の学科はMacも可

※各大学の2026年度入学者向けなどの案内をもとに要約しています。最新の内容は必ず自分の大学の公式サイトで確認してください。

このように、「大学生はWindows一択」でも「Macで問題なし」でもなく、大学と学部しだいというのが実際のところです。SNSの「Macだと厳しい」という話は、Windowsが指定・推奨されている学部では当てはまりますが、すべての大学に当てはまるわけではありません。

Macだと困るのはどんなとき?

授業のソフトがMacで動かず困る大学生

公式の案内をもとに、Macで困りやすい場面を整理すると、主に次の4つです。

① 授業でWindows専用のソフトを使うとき

一番大きいのがこれです。理工系では、Windowsにしか対応していないソフトを授業で使うことがあります。

たとえば、機械系の設計でよく使われる3D CADのSOLIDWORKSは、公式のシステム要件でWindowsのみ対応となっていて、Mac版の本体はありません。また、大阪工業大学の応用化学科では、授業でWindows向けのソフト(ChemSketch)を使うため、Macの人は仮想化ソフトなどでWindowsを動かすか、代わりのソフトを使うよう案内されています。

② 大学のシステムがMacに対応していないとき

授業のソフトだけでなく、大学のシステムがMacに対応していないこともあります。明治大学理工学部の案内では、履修登録システムがmacOSのサポート対象外となっていて、Macの人は学内のPCを使うよう書かれています。

③ 授業の資料がWindows前提のとき

同じソフトでも、WindowsとMacでは画面の配置やメニューが違うことがあります。名城大学の案内では、講義資料がWindows前提の場合、Macの人は読み替えが必要になると書かれています。

④ Windowsの人とファイルをやり取りするとき

同じく名城大学の案内では、フォントや文字コードの違いで、WordやPowerPointのレイアウトが崩れたり文字化けしたりすることがあるとされています。グループワークで資料を共有するときは注意が必要です。

MacでWindowsを動かすことはできる?

「MacでもWindowsを動かせば大丈夫」という話もありますが、これには注意点があります。

今のMac(Appleシリコン搭載のMac)では、以前のMacにあったBoot Camp(MacにWindowsを直接入れる機能)は使えません。MacでWindowsを使うには、Parallels Desktopなどの仮想化ソフトを使うのが一般的で、Microsoftもこの方法を公式に認めています。

ただし、仮想化ソフトは基本的に有料で、Windows上の一部の機能は使えないといった制限もあります。ソフトによっては、仮想環境での動作がサポートされていないものもあります。明治大学の案内でも、Mac上でWindowsを動かす知識と技術があれば使用は可能としつつ、推奨はしていません。

MacでWindowsを使うときのポイント

「Windowsが必要になったら仮想化すればいい」と考えるなら、仮想化ソフトの費用と、設定の手間がかかることを覚えておきましょう。パソコンに詳しくない人は、Windowsが推奨されている学部なら最初からWindowsを選んだほうが安心です。

逆に、Macのほうがいい場面もある

一方で、Macのほうが向いている場面もあります。

  • Macが前提の授業がある学部:名城大学情報工学部の「モバイルアプリ開発B」は、Macが前提でWindows PCでは開発できないと案内されています。iPhoneアプリを作りたい人はMacが必要です。
  • iPhoneとの連携を重視したい人:MacならAirDropでiPhoneの写真やファイルをすぐに送れます。Windowsではこれができません(私がレッツノートで一番不便に感じているのもここです)。
  • 大学・学部でOSの指定がない人:関西大学の外国語学部のように「どちらでもよい」とされている学部なら、自分の使いやすさで選んで問題ありません。

価格・端子の違い

端子の少ないノートPCと端子の多いノートPCの比較

MacとWindowsでは、価格の幅や端子(ポート)の種類も違います。代表的なモデルで比べてみます。

MacBook Air(M5・13インチ)MacBook NeoWindowsノート(例:レッツノート FC)
価格の目安約22万円から約12万円から生協で約25万円前後
(Windowsは機種によって数万円台からと幅が広い)
端子USB-C(Thunderbolt 4)×2、ヘッドホン端子USB-C×2、ヘッドホン端子USB-C×2、USB-A×2、HDMI、有線LAN、イヤホン端子
メモリ16GBから8GB16GB(生協モデル)
重さ約1.23kg—約1.04kg

※価格は2026年10月時点のApple公式サイトの表示や各種報道、大学生協の案内をもとにした目安です。学生・教職員価格を使うとMacはもう少し安くなります。最新の価格は各公式サイトで確認してください。

MacBookは端子がUSB-Cだけなので、HDMIでプロジェクターにつないだり、USB-AのUSBメモリを挿したりするには、変換アダプタやハブが別に必要です。Windowsノートは機種によって端子が多く、レッツノートのようにそのままつなげるモデルもあります。

Officeは、どちらでも使える

「MacだとWordやExcelが使えないのでは?」と心配する人もいますが、Microsoft 365(Word・Excel・PowerPointなど)はMacにも対応しています。信州大学や名城大学のように、大学がMicrosoftと契約していて、学生はWindowsでもMacでも無料で使える大学も多いです。Officeが理由でWindowsにする必要はあまりありません。

私がWindows(レッツノート)を選んだ理由

私の場合は、大学がレッツノートをすすめていたことと、SNSで「Macだと厳しい」という話を見ていたことから、Windowsのレッツノートを選びました。今は大学の作業のほとんどをこの1台でやっていて、困ったことはありません。端子が多いのも便利です。

一方で、iPhoneを使っているので、AirDropが使えないのは正直不便に感じています。MacとWindowsは、どちらが上というより「何を優先するか」で選ぶものだと思います。

レッツノートを実際に使ってみた感想は、大学生にレッツノートはおすすめ?生協で買った理系1年のリアルな感想でくわしく書いています。

失敗しないための確認チェックリスト

MacかWindowsかで迷ったら、次の順番で確認してみてください。

確認することどこで確認する?
① 大学・学部の推奨OS大学の公式サイト(新入生向けのパソコン案内)
② 授業で使うソフト学部・学科の案内、先輩、大学生協
③ 大学のシステムの対応OS大学の公式サイト(履修登録などのシステム案内)
④ iPhoneとの連携がどれくらい必要か自分の使い方
⑤ 予算と保証大学生協の案内、各メーカーの公式サイト

まとめ

  • MacとWindowsのどちらがいいかは、大学・学部しだい。まずは推奨OSを確認しよう
  • Windows必須・推奨の学部では、Windows専用ソフトや大学のシステムの関係でMacだと困ることがある
  • 今のMacではBoot Campが使えず、Windowsを動かすには有料の仮想化ソフトが必要
  • Macが前提の授業や、iPhoneとの連携を重視するならMacも選択肢
  • Officeはどちらでも使える。MacBookはUSB-Cだけなので変換アダプタが必要になりやすい

SNSの「Macだと厳しい」は、すべての大学に当てはまるわけではありません。自分の大学の公式の案内を確認して、後悔しない1台を選んでください。

参考:明治大学理工学部「理工学部パソコンの購入について」、名城大学情報工学部「PC必携に関するご案内」、信州大学理学部「ノートPC等の準備について」、関西大学「2026年度学部入学生 推奨仕様・学部留意事項」、大阪工業大学「必携端末について」、SOLIDWORKS「システム要件」、Parallels「Microsoft認定ソリューションでMac上にWindows 11を実行」、Apple公式サイト、PC Watch(2026年3月4日)

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